静岡聖ペテロ教会(日本聖公会横浜教区)Shizuoka St.Peter's Anglican Church, Shizuoka

TEL054-246-8013 早朝聖餐式 午前7時30分~、午前10時半~ Regular Sunday Services 7:30a.m. / 10:30a.m Eucharist

今月の聖書

≪今月の福音書≫  マタイによる福音書11:2~11(降臨節第3主日
クリスマスを迎える
              牧師 司祭 シモン 長野 睦
 私たちが毎年、毎年迎えるクリスマス。どんなに忙しい年であっても、あるいは何もすることがない日々であっても、期節ごとに年は移っていきます。そして若いころに比べてその時間の経過は本当に早く感じます。若いころ、お年寄りの方から年を取ると一年過ぎるのが本当に早いと伺ったことがあります。このことを実感として感じ取れるようになってからもう何年過ぎただろうかと考えるこの頃です。
 このような年の暮れに私たちはクリスマスを迎えます。クリスマスは言うまでもなく救い主イエス・キリストの誕生をお祝いするときです。ですから私たちは毎年迎えるクリスマスであっても、毎年新たな気持ちで救い主をお迎えいたします。私たちはこの一年を振り返りますと、大きな出来事のあった方はもちろん、たとえ何もないような平凡な年であったとしても、少し意識して考えてみますと、実に様々な出来事を見出すことができます。苦しいことも喜びもあった一年です。私たちはこのような思いの中にクリスマスを迎えようとしています。
 クリスマスは主イエス様の誕生を喜び、再臨を待ち望む祝日です。教会暦はこのあと1月1日を「主イエス命名日」として祝い、そのあと主イエス様と共に歩んでまいります。まさしく主イエス様と共に新しい一年が始まります。主イエス様と共にこの一年を締めくくり、主イエス様と共に新しい一年を歩みたいと思います。
 この日の福音書は洗礼者ヨハネの迷いが記されていました。ヨハネは獄中にあって悩み、迷っています。もしかするとこのヨハネの迷いは私たちの迷いであるかもしれません。私たちもクリスマスはクリスマスの行事としてやり過ごしながら、心の奥では違う何かを待っているのかもしれません。キリストと共に生きるよりもそれを阻害し、あるいはそれ以外に求めるものが多くあるのかもしれません。私たちは(私は)今年のクリスマス、このことをゆっくり考えていきたいと思います。そして喜びをもってともに喜びのクリスマスをお迎えいたしましょう。
f:id:peterochurch:20161208202122j:plain

静岡聖ペテロ教会HPへ

facebook

twitterで発信してます。

2016年11月13日~12月13日の予定

11月13日(日)聖霊降臨後第26主日 10時15分、聖歌を歌う会。
         礼拝後、七五三。終了後、愛餐会。
         13時15分、婦人会。バザー残品陶器類整理(ゴミ出し)。
   15日(火)10時、婦人会お仕事会。19時、キリスト教勉強会。
   16日(水)10時30分、教区婦人会役員会。当教会にて。
   17日(水)司祭:清水聖ヤコブ教会訪問。
   19日(土)聖堂、会館掃除。
   20日(日)降臨節主日。収穫感謝礼拝。礼拝後、愛餐会。
         14時30分、ホームミッション委員会。
   22日(火)18時~23日(水)16時、横浜教区教区会。横浜聖アンデレ教会。
   25日(金)10時、12月逝去者記念聖餐式
   26日(土)10時、聖堂、会館掃除。
   27日(日)降臨節第1主日。10時15分、聖歌を歌う会。島田伝道所と合同。
   30日(水)使徒聖アンデレ日。10時聖餐式。終了後、聖書を学ぶ会。
12月 3日(土)10時、聖堂、会館掃除。司祭19時30分、清水聖ヤコブ教会・教
         会委員会。
    4日(日)降臨節第2主日。礼拝後、愛餐会。13時15分、教会委員会。
         日曜学校クリスマス。
         15時、清水聖ヤコブ教会クリスマス・コンサート。
   10日(土)10時、聖堂、会館掃除。
   11日(日)降臨節第3主日。10時15分、聖歌を歌う会。礼拝後、餐会。13時15分、婦人会。
   13日(火)10時、婦人会お仕事会。

※ 司祭は毎月第1日曜日から第3日曜日は9時から清水聖ヤコブの聖餐式
  第4日  曜日と5日曜日は静岡聖ペテロ教会と清水聖ヤコブ教会との静岡での合同礼拝。
  毎月第4日曜日は15時より島田の聖餐式に出かけます。歩歩路(ポポロ)

❉11月の聖書を学ぶ会=マカバイ記9章から
❉11月のキリスト教勉強会=ユディト記1章から
f:id:peterochurch:20161115191411j:plain

静岡聖ペテロ教会HPへ

facebook

twitterで発信してます。

今月の聖書

≪今月の福音書≫  ルカによる福音書21:5~19(特定28)
世の終わりの時
               牧師 司祭 シモン 長野 睦
 11月も半ばになろうとしています。今月の最後の主日には降臨節第1主日に入ります。今年もいよいよクリスマスを迎える準備の時に入ります。年の瀬というにはもう少しという感じがありますが、この季節はこれから気ぜわしい季節になります。私たちは心を引き締めながら主をお迎えする準備に入りたいと思います。
 この主日福音書には、主イエス様によって世の終わりの時のしるしや様子についての警告の言葉が記されていました。世の中の様々な不安な様相や出来事とは裏腹にエルサレムの神殿は見事な石と様々な奉納物で飾られている。そしてそれに対する人々の賞賛。イエス様はこのようなエルサレムの様子の中に神の御心とご計画を知らず、知ろうともしないで神殿を飾り立てている人々に対する憤りと嘆きを感じ取ることができます。直接的にはこの主イエス様の言葉はエルサレムの崩壊の予言ですが、これは実際に紀元70年に起こりました。しかし、人々と主イエス様の対話はこのようにエルサレムの神殿の崩壊だけではなく、さらに大きく世の終わりの預言にまで広げられていきます。
 当時のイスラエルはローマの支配の苦難の中にあって熱狂的な終末の期待が一部にあったといわれます。具体的な毎日の生活の中に、戦争、地震、疫病、飢饉などに直面していたら、早くこの苦しい世界が終わり、新しい世界が始まることに誰でも期待を寄せるのは当然のことかもしれません。そしてこれらの様々な現象が終末の予表として受けとめられていたのです。
 今日の私たちもこの福音書から遠く離れたところにいるのではないことに気づきます。主イエス様は終末の時は誰も知らない。御子であるご自身すら知らないとおっしゃっておられます。それは父なる神のみがご存じであり、神の救いのご計画が備えられていると教えられます。私たちは常に再臨のキリストを待ち望む緊張感を持ちながら日々を過ごしてまいりたいと思います。

f:id:peterochurch:20161115192917j:plain


静岡聖ペテロ教会HPへ

facebook

twitterで発信してます。

2016年10月9日~11月13日の予定

10月 9日(日)聖霊降臨後第21主日 10時15分、聖歌を歌う会。
         礼拝後、愛餐会。13時15分、婦人会。
   11日(火)10時、婦人会お仕事会。
   11日(火)~13日(木)横浜教区教役者会。伊豆北川
         (12日(水)の聖書を学ぶ会はお休みです。
   15日(土)10時、聖堂・会館掃除。
   16日(日)聖霊降臨後第22主日。礼拝後、愛餐会。バザー準備。
         会館に中古衣料を陳列します。その他献品の整理。
   18日(火)福音記者聖ルカ日。10時、聖餐式。19時、キリスト教勉強会。
   22日(土)10時、聖堂、会館掃除。10時、バザー準備。会場準備。
   23日(日)聖霊降臨後第23主日。11時~14時、バザー。
         聖餐式は7時30分と9時です。島田伝道所と合同礼拝になります。
   26日(水)10時、聖書を学ぶ会。教区婦人会役員会。沼津聖ヨハネ教会。
   28日(金)使徒聖シモン・聖ユダ日。10時、聖餐式
         10月の逝去者記念聖餐式も併せて行います。
   29日(土)10時、聖堂、会館掃除。
   30日(日)聖霊降臨後第24主日。午後、沓谷霊園掃除。
11月 1日(火)諸聖徒日。11時聖餐式。沓谷霊園墓参。
    3日(木)清水聖ヤコブ教会関係墓参。
    5日(土)10時、聖堂、会館掃除。
         19時30分、清水聖ヤコブ教会・教会委員会。
    6日(日)聖霊降臨後第25主日。礼拝後、児童祝福式(七・五・三)
         終了後、愛餐会。13時15分、教会委員会。
    9日(水)10時、聖書を学ぶ会。
   12日(土)10時聖堂、会館掃除。  
   13日(日)聖霊降臨後第26主日。礼拝後、愛餐会。13時15分、婦人会。

※ 司祭は毎月第1日曜日から第3日曜日は9時から清水聖ヤコブの聖餐式。第4日
曜日と5日曜日は静岡聖ペテロ教会と清水聖ヤコブ教会との静岡での合同礼拝。
  毎月第4日曜日は15時より島田の聖餐式に出かけます歩歩路(ポポロ)

❉10月の聖書を学ぶ会=マカバイ記5章から
❉10月のキリスト教勉強会=トビト記8章から

f:id:peterochurch:20161011205057j:plain

静岡聖ペテロ教会HPへ

facebook

twitterで発信してます。

聖書の言葉

≪今月の福音書≫  ルカによる福音書18:9~14(特定25)
ファリサイ派と徴税人    牧師 司祭 シモン 長野 睦
 聖書にファリサイ派と徴税人のたとえがよく出てまいります。すべてのファリサイ派の人々がこうであったとかすべての徴税人がこうであったとは言えないと思いますが、その対比によって主イエス様の教えようとされることが明確になるためによく用いられているのでしょう。
 これは二人の違いを通して祈りの本質を教えているものといえます。この徴税人の謙虚さは私たちの祈りにも欠くことのできないものです。人間は幼い日から死に至るまで、こうありたい、ああなってほしいと願い、祈ります。それは具体的言葉として祈りの言葉ではなくとも、私たちの願いや希望や求めは常に祈りの中にあります。
 この二人の祈りを改めてみてまいりましょう。ファリサイ派の人は感謝とともに自らの行為を並べ立てます。しかし徴税人は神の前で誇るべきことを並べ立てることは何一つできませんでした。かれは「罪びとの私を憐れんでください」という祈りしかできなかったのです。
 この二人の祈りを見て私たちの毎日の祈りはどちらの側の祈りでしょうか。確かに私たちも細かなことを別にすれば奪い取る者でも、不正な者でも、姦通を犯す者でもありません。そして何よりも祈りは神への感謝が第一であることを教えられ、その通りの祈りをしているものです。そうすると私たちの祈りも神から義とされない、神から認められない祈りなのでしょうか。けれども、このファリサイ派の人の祈りはわたしたちの祈りと何か違う、どこか違うという違和感を持ちます。
 繰り返しこのたとえを読んでいくうちに二つのことに気づきます。一つはこの人の祈りの内容です。この人の感謝は、神様からしていただいたことを感謝していません。そうではなくあれこれと自分の功績をあげて感謝しているのです。そしてもう一つはファリサイ派の人の視点、まなざしです。彼は神との関係よりもこの徴税人との比較の中で自分を高めています。相手との比較の中で自分を高め、相手を貶めています。これはもはや神への祈りではなく、自慢であり自己満足です。私たちも陥りやすいことかもしれません。この主イエス様のたとえを通して、改めて私たちの祈りを振り返りたいと思います。
f:id:peterochurch:20161011205843j:plain

静岡聖ペテロ教会HPへ

facebook

twitterで発信してます。