静岡聖ペテロ教会(日本聖公会横浜教区)Shizuoka St.Peter's Anglican Church, Shizuoka

TEL054-246-8013 早朝聖餐式 午前7時30分~、午前10時半~ Regular Sunday Services 7:30a.m. / 10:30a.m Eucharist

月報聖ペテロ巻頭言

「トン・トン・トン 宿屋さん、どうか一晩 泊めてください」

司祭 エドワード 宇津山 武志


およそ二千年前のある夜、ベツレヘムの村。ヨセフは身重の妻マリアとともに疲れた身を横たえる場所を求めて宿屋の扉をたたきました。ところが、時のローマ皇帝アウグストゥスから全領土の住民に登録をせよとの勅令で、皆おのおの自分の町に向かったため、どこの宿屋もいっぱいです。何軒目だったでしょうか。気の毒に思った主人が「あそこでよければ」と、ようやく通されたのが粗末な家畜小屋でした。その夜マリアは初めての子を産み、布に包んで飼い葉桶に寝かせました。イエスと名付けられる幼子の誕生の物語です。

あれから随分と月日が流れましたが、今日も泊まる場所を求めて扉をたたく人がいます。神のみ子、世の救い主イエス・キリストです。イエスさまが戸口に立ち、ドアをノックしている絵があります。ただこの絵、どこかおかしい…。お気付きですか?ドアにノブがついていないのです。そう、この扉は内側にいる“あなた”が開けなければ、外に立つイエスさまを迎え入れることはできないのです。そしてもう一つ、ドアを叩くイエスさまの手はとても優しく握られています。家の中があまりにざわざわと騒がしかったら、きっとそのかすかな音は聞こえないことでしょう
「こんなに散らかっているし…」、「こんな粗末なところに…」と、怖気付いたり、ためらったりすることはありません。むしろ、身の丈に合わない金銀の調度品をこそ取り去るようにと、イエスさまはやさしく諭されるに違いありません。
「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」(ヨハネ8:14)
固く閉ざした扉を開きましょう。そこに光が差し込みます。神の霊なる風が吹き込みます。
み子の訪れに感謝!


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2018年11月18日~12月16日の予定

<11月>
18(日)聖霊降臨後第26主日(特定28)
 聖餐式(7:30)
み言葉の礼拝(10:30)
司祭、清水聖ヤコブ教会へ
 聖餐式(10:30)
昼食、教会委員会
静岡県ホームミッション委員会
(14:30)
22(木)横浜教区定期教区会
23(金)横浜教区定期教区会
25(日)降臨節主日(特定29)
 聖餐式(7:30・10:30)
島田伝道所 聖餐式
(14:00 地域交流センター歩歩路)
30(金)使徒聖アンデレ日
月次逝去者記念聖餐式(10:00)<12月>

2(日)降臨節第1主日
 聖餐式(7:30・10:30)
 愛餐会・教会委員会(13:15)
5(水)静岡県婦人会静想日
 (11:00 伊豆聖マリヤ教会)
9(日)降臨節第2主日
 聖餐式(7:30・10:30)
 愛餐会・婦人会例会
11(火)(常置委員会(予定))
13(木)計画中:黙想と祈りの集い
  (18:30)
16(日)降臨節第3主日
 聖餐式(7:30)
 み言葉の礼拝(10:30)
司祭、清水聖ヤコブ教会へ
 聖餐式(10:30)
 昼食、教会委員会

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クリスマス関連行事の日程

12月2日(日)降臨節第1主日
  聖餐式(7:30、10:30)
  教会委員会
12月9日(日)降臨節第2主日
  聖餐式(7:30、10:30)
  婦人会例会
12月13日 (木)黙想と祈りの集い
  (18:30)計画中
12月16日(日)降臨節第3主日
  聖餐式(7:30)
  み言葉の礼拝(10:30)
  大掃除
12月23日(日)降臨節第4主日
  聖餐式(7:30、10:30)
清水キャンドル礼拝( 18:00)
12月24日( 月・振替)
イブ礼拝(18:00)
第一聖餐式(23:00)
12月25日( 火)降誕日
  第二聖餐式(7:30)
  第三聖餐式(10:30)
クリスマス祝会
12月26日(水)
  最初の殉教者聖ステパノ日
  聖餐式(10:00)
12月27日(木)福音記者聖ヨハネ
  聖餐式(10:00)
12月28日(金)聖なる幼子の日
 聖餐式(10:00)
12月30日 (日)降誕後第一主日
 聖餐式(7:30、10:30)
1月1日(元旦)主イエス命名の日
 聖餐式(11:00)
1月6日(日)顕現日
 聖餐式(7:30、10:30)
新旧合同教会委員会


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月報「聖ペテロ」11月号 巻頭言

民無信不立(民、信無くんば立たず)

キリスト者の視点から〜

牧師 司祭 エドワード 宇津山 武志
最近大きな仕事がようやくひと段落したので、少しだけ開放感に浸りながら、書店でなんとなく目に止まった「論語」をちょとだけ“かじって”みました。もちろん漢文なんて読めませんから、解説付きのやさしい現代語版です。表題に掲げたのはその一つ。漢字だらけですが、入力ミスではありません。書き下すと、「民、信無くんば立たず。」となります。
弟子の子貢が孔子に政(まつりごと)について尋ねました。すると孔子はこう答えます。「政に必要なのは、第一に食生活の充実を図ること。第二に軍備を整えること。第三に民の信頼を得ること。」子貢はさらに問いました。この三つのうちで止むを得ず一つを諦めるとしたらどれか。孔子は即座に「兵だ」と答えます。子貢はさらに、もう一つ捨てるとすると問うと、こういう答えが返ってきました。「食料がなければ皆死に絶える。しかし、死はいずれ誰にでも訪れるもの。最も大事なのは信頼で、信頼がなければ全てが崩れ去ってしまう。」
これを読んでいて、「あなたの信仰があなたを救った」というイエスさまの癒しの物語が思い出されました。孔子が聞いたら、そういう意味で言ったのではないと怒られるでしょうが、ただ神の憐れみを信じて叫ぶ人に神は応え、癒される。そしてそれを通して人は立ち上がる。「民は、信仰によって立つ」のだなと。ここでいう「立つ」とは、単に立って歩き回ることではなく、神とつながること、神との関わりの中で、それを自覚して生き始めることと言い換えることができるでしょうか。
創造のはじめ、主なる神は土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れ、人は生きるものとなりました。今の営みのすべてが神を原動力としていることに気づくとき、今向ける眼差し、今語りかける言葉、今差し出す手、今踏み出す一歩の意味が一変します。イエスさまは言われます「立ち上がって、行きなさい。」喜びと感謝をもって行きましょう、主とともに

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2018年10月28日~11月13日の予定

<10月> 
28(日)聖霊降臨後第23主日
   特定25)
   聖餐式(7:30・10:30)
29(月)使徒聖シモン・使徒聖ユダ日
 〔聖餐式はありません〕

11月
1(木)諸聖徒日
  聖餐式(11:00)
墓参(沓谷教会墓地)
3(土)聖堂・会館掃除(10:00)
4(日)聖霊降臨後第24主日
 (特定26)
  聖餐式(7:30・10:30)
  愛餐会・教会委員会
5(月)司祭:墓参
10(土)YWCA集会
11(日)聖霊降臨後第25主日
(特定27)
 聖餐式(7:30・10:30)
幼児祝福式(七五三)
愛餐会・婦人会例会
13( 火) 常置委員会
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