静岡聖ペテロ教会(日本聖公会横浜教区)Shizuoka St.Peter's Anglican Church, Shizuoka

TEL054-246-8013 早朝聖餐式 午前7時30分~、午前10時半~ Regular Sunday Services 7:30a.m. / 10:30a.m Eucharist

今月の聖書

≪今月の福音書≫ マルコによる福音書10:35以下(特定24)
主イエス様の御心
              牧師 司祭 シモン 長野 睦
10月に入りました。急に涼しくなってまいりました。ちょっと前の猛暑が信じられないほどです。皆様も体調に留意しながらお過ごしいただきたいと思います。
今月選びました聖書に、ゼベダイの子の兄弟、聖ヤコブと聖ヨハネが主イエス様の前に進み出て自分たちの願いをかなえてくれるように頼みます。その願いとは主イエス様が栄光をお受けになるときに自分たちを主イエス様の右と左に座らせてほしいということでした。これは弟子たちの最上位につかせてほしいということです。
この二人の弟子たちは聖アンデレ、聖ペテロとともに最初の弟子たちであり、いつも主イエス様のみそば近くにあって行動を共にしていた弟子たちです。聖ペテロに次いでいわばナンバー2に弟子であったということができるでしょう。それがナンバーワンの位置につくことが願いでした。これを聞いたほかの10人の弟子たちは腹を立てたとありますから、弟子たちすべてが同じ思いを持っていたのでしょう。
福音書の脈絡でいえば、この個所は主イエス様がご自身の受ける苦難を弟子たちに予告する「受難予告」に続く部分です。第1回目のすぐあとは聖ペテロのいさめに対して「サタン退け」との厳しい叱責の言葉を受けました。第2回目のあとは、弟子たちが自分たちのうちで誰が一番偉いかという議論にうつつを抜かして、主イエス様から「一番先になりたいものはすべての人の後になり、すべての人に仕えるものになりなさい」との教えを受けました。そしてこの第3回目。主イエス様の苦難の時が迫っているときであるにもかかわらずの状況です。弟子たちには祖状況がまったく理解できていないことが明らかにされます。
この個所を読んで、私たちも主イエス様の御心と状況を全く理解していないことが知らされます。私たちも主イエス様の教える御心を理解して歩んでまいりたいと思います。

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