静岡聖ペテロ教会(日本聖公会横浜教区)Shizuoka St.Peter's Anglican Church, Shizuoka

TEL054-246-8013 早朝聖餐式 午前7時30分~、午前10時半~ Regular Sunday Services 7:30a.m. / 10:30a.m Eucharist

クリスマスコンサートのご案内

11月29日(日)
クリスマスコンサート
~地域の皆様にクリスマスの訪れを感じていただきたい~
静岡雙葉中学校・高等学校ハープ部
開場12:00
開演12:15
会場:静岡聖ペテロ教会
曲目:ハープ協奏曲第一楽章
   クリスマスメドレー
入場無料

※ハープのやさしい音色とともに、心温まるひとときをお届けします。

月報聖ペテロ巻頭言

死者の月に想う」
牧師 司祭 パウロ 窪田真人


11月は、教会にとって、召された方々を覚え、祈る大切な時です。聖公会でも、この時期、これまで私たちとともに歩んできた家族、友人、教会の仲間たちを思い起こし、神のみ前にその魂を覚えて祈ります。この1年にかけて、静岡聖ペテロ教会でも、清水聖ヤコブ教会でも、そして沼津聖ヨハネ教会でも、悲しいお別れが相次ぎました。キリスト教は、死を最後の終わりとは考えません。キリストの死と復活によって、私たちは死を越えた復活の希望を与えられています。しかし、だからといって、大切な人との別れが辛くなくなるわけではありません。その悲しみを乗り越えていくには、時間が必要です。私は葬儀の中で、二つのことを大切にしていただきたいとお話ししています。一つは、「別れの痛みを大切にすること」です。大切な人を失った悲しみを、無理に消そうとする必要はありません。その痛みの深さは、その人が私たちにとって、かけがえのない存在であったことのしるしだからです。私たちは悲しみながら、涙を流しながら、それでも神の約束を信じて歩んでいきます。もう一つは、「今できることをすること」です。死を前にすると、「もっと一緒に過ごせばよかった」「もっと優しくすればよかった」と後悔することがあります。しかし、後悔し続けることだけが、故人を覚えることではありません。今できることがあります。それは、まず「感謝すること」。この世界で出会い、ともに人生を歩むことができたことを、神から与えられた恵みとして感謝することです。そして、「故人のために祈ること」です。私たちは、召された方々を神の憐れみと愛の御手に委ねて祈ります。「どうか神様、この人をあなたの御手のうちにお迎えください。永遠の平安をお与えください」と。私たちの祈りは、故人を神に委ねるとともに、残された私たち自身をも神のもとへ導いてくれます。
11月、この時、心に浮かぶ一人ひとりの故人を思い起こしましょう。その出会いに感謝し、神のみもとで永遠の平安のうちに憩うことができるよう祈りましょう。そして私たち自身も、復活の希望のうちに、与えられた今日という一日を大切に歩んでまいりましょう。

2026年11月の予定

11月  教会暦・予定・行事

1(日)諸聖徒日 聖餐式
(7:30/10:30)/日曜学校
 礼拝後墓参・教会委員会
2( 月)諸魂日(聖餐式なし)
8(日)聖霊降臨後第24主日 聖餐式
 (10:30吉川司祭)
 ぶどうの会
10(火)小祝日 主教教会博士レオ(7:30)
11(水)小祝日 主教マルチン(7:30)
15(日)聖霊降臨後第25主日 聖餐式
 (7:30/10:30)・こども祝福式
 愛餐会/ホームミッション委員会
17(火)小祝日 修院長ヒルダ(7:30)
21(土)信徒の逝去者記念聖餐式(教え子による集まり)
22(日)降臨節前主日 聖餐式
 (10:30) 収穫感謝礼拝
 横浜教区第89(定期)教区会
23(月)横浜教区第89(定期)教区会
26(木)静岡・逝去者記念聖餐式
(10:00-)
29(日)降臨節第1主日 聖餐式
 (10:30)
静岡雙葉中学・高校ハープ部コンサート(12:15)
 教会委員・信徒代議員選挙(~12/25)
30(月)祝日 使徒聖アンデレ日

2026年10月の予定

10月

4(日) 聖霊降臨後第19主日 聖餐式
(7:30/10:30)
日曜学校
主教巡杖・堅信式
礼拝後愛餐会・教会委員会
11(日)聖霊降臨後第20主日
聖餐式(10:30吉川司祭)
ぶどうの会(バザー準備)
17(土)小祝日 殉教者主教イグナシウス聖餐式
(10:00)
バザー準備/教区青年会秋の集い(司祭陪席)
18(日)聖霊降臨後第21主日
聖餐式(7:30/9:00)/バザー
教区青年会秋の集い
19(月)祝日 福音記者聖ルカ日
聖餐式(7:30)
25(日)聖霊降臨後第22主日
み言葉の礼拝(10:30)
28(水)祝日 使徒聖シモン・使徒聖ユダ日
聖餐式(10:00)
29(木)逝去者記念聖餐式10:00
11/1(日) 諸聖徒日 聖餐式
(7:30/10:30)/日曜学校
礼拝後 墓参 /教会委員会

月報聖ペテロ10月号巻頭言

「紡ぐ」
牧師 司祭 パウロ 窪田真人


秋を迎え、教会の暦も変化が生じる期節となりました。
私の故郷、兵庫県には「播州織」という伝統的な織物があります。その歴史は江戸時代にまでさかのぼり、時代とともに人びとの暮らしや好みに合わせて姿を変えながらも、職人たちの技術と工夫によって、その伝統は今日まで受け継がれてきました。一本の糸だけでは、一枚の布をつくることはできません。色も太さも異なる糸が互いに組み合わされ、縦と横に重なり合うことで、初めて一枚の布が生まれます。
聖餐式が始まる前、ベストリーでは、「今日は初めていらっしゃる方はいないか」「何か特別な事柄があるか」といった確認が行われています。初めて礼拝に来られた方がいれば、祈祷書のページを丁寧に案内したりするといったことが考えられます。一つひとつを見れば、本当に小さな配慮です。しかし、こうした小さな心配りが重なり合うことで、その日の礼拝が、そこに集う一人ひとりにとって安心できるものになっていきます。
これからAIをはじめとするテクノロジーが、私たちの生活や仕事の中で、ますます大きな役割を果たしていくことでしょう。教会においても、用いるかどうかは別としてさまざまな技術によって、できることはこれからさらに増えていくと思います。
一方で、どれほど技術が進歩しても、聖餐式には、そこに集うことによってしか得られないものがあります。同じ場所に集まり、共に祈り、聖書のみ言葉を聴き、感謝と賛美をささげ、パンとぶどう酒を拝領する。その一つひとつを通して、私たちはキリストの体につながる者として、ともにミサをささげます。そこにあるのは、単に情報を得ることではありません。人と人とが同じ場所に集い、互いの存在を感じながら、神さまのみ前に立つという、かけがえのない経験です。
教会には、言葉やマニュアルだけでは伝えることのできないものがあります。初めて来られた方を迎える心。誰かの小さな変化に気づくこと。長年教会を支えてこられた方々の姿から学ぶこと。そして、子どもたちの成長を喜び、その歩みを次の世代へと手渡していくこと。それらは、人と人とが出会い、ともに時間を過ごす中で、少しずつ受け継がれていくものです。
目に見えないものを次の世代へ手渡していくことは、決して容易なことではありませんが、諦めずに歩みを進めて参りましょう。