私が新しい教会と以前の教会で一番変わったと思うところは、玄関が二つあることです。
下の玄関ポーチから階段を上がるか駐車場からスロープを登り上の玄関ポーチに出て、自動扉を抜けてエントランスに入ると聖堂、中庭、会館、トイレ、執務室と主要な部屋につながり機能的で視覚的にも開放感にあふれる空間です。
もうひとつの玄関は、敷地北西の下の玄関ポーチから直接階段を上り聖堂に入ることが出来ます。聖堂前の玄関ポーチ、玄関、エントランス、中扉、会衆席、聖壇と直線的に並んでいた教会に幼いころから通っていた私にとっては、この玄関扉がついたことにより少しほっとしたのは事実です。実際にこの聖堂に直結した玄関扉を開けていると路を歩く人や車で信号待ちの方が聖堂内部を窺う姿が度々見受けられます。信徒ではない人誰もが、一度や二度は、クリスマスには教会に行ってみたいなと思うものだと聞いています。
穏やかな季節の良い天気の主日礼拝前は、この玄関扉を開放し静岡聖ペテロ教会がここに存在することを通行する人々にアピールしたいなと思うのは私だけではないと思います。
(静岡聖ペテロ教会信徒 白石伸人)
(※この文章は、2007年4月に教会報に掲載されたものです。)
2005年12月に静岡聖ペテロ教会の聖堂・会館、及び牧師館の建築が完了しました。新しい建物の裏話や古い教会には無かった機能などの話を教会報に連載したのがこのコーナーです。新しい教会をより身近なものとして使用して頂けるいいなぁという気持ちで当初数回の予定でスタートし、2年間に渡り、20回連載しました。原文に訂正加筆を加えながら、ここに連載していきます。
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